全日本 新極真会 注目大会

50年の歴史に挑んだ他流派勢。最強メンバー出場もあと一歩及ばず。【10.14 大阪=新極真会全日本(男子)】

「第50回 全日本空手道選手権大会」

開催日;2018年10月13日(土)、14日(日)
主 催;全世界空手道連盟 新極真会
会 場;エディオンアリーナ大阪

 

 

 

 

 

新極真会が主催する「第50回 全日本空手道選手権大会」がエディオンアリーナ大阪にて開催された。

毎年、東京で開催されていた無差別級の全日本大会だが、今年は大阪で開催されることとなった。

先に結果からあげると、入来建武(東京城南川崎支部)が4回戦で敗れる波乱などがあったものの、優勝候補筆頭の島本雄二(広島支部)が連覇を果たす結果となった。

今大会、例年に比べ、多くの他流派選手が挑戦する姿が見受けられた。その様子をレポートした。

 

男子結果
優 勝 島本雄二(広島支部)
準優勝 山本和也(東京東支部)
第3位 加藤大喜(愛知山本道場)
第4位 岡﨑陽孝(千葉南支部)
第5位 前田勝汰(和歌山支部)
第6位 江口雄智(福岡支部)
第7位 島本一二三(広島支部)
第8位 越智純貴(沖縄支部)
敢闘賞 岡﨑陽孝(千葉南支部)
技能賞 越智純貴(沖縄支部)
試割賞 島本雄二(広島支部) 20枚
落合光星(和歌山支部)20枚

 

 

目次

ベスト16 山口翔大(白蓮会館)

 

 

4回戦 死闘となった「四強」加藤 大喜

4回戦で加藤大喜(愛知山本道場)と激突。第1回JFKO国際大会軽重量級優勝など多くの実績をもつ「新極真会 四強」の一人。加藤の内まわし蹴りが顔面を捉える場面も見られたが、終始プレッシャーをかけ続け、時に的確な下段回し蹴りを打ち、加藤のステップを止める山口。山口ペースの展開となり、加藤の苦しそうな表情が目立つ。本戦、延長と山口に旗が一本上がる展開。体重判定に持ち込まれる前に、決め手が欲しい山口と粘りたい加藤。その思いがぶつかる再延長戦。スタミナに問題なくラッシュをかける山口、しかし加藤も簡単には食い下がらず意地を見せる。お互いの気迫がぶつかり盛り上がる会場だったが、決定的な差はないように思える。判定は山口に1本上がるも引き分けを支持するのが多い。悔しそうな表情を浮かべる山口。10kg以上の体重差で有効と認められる体重判定。

赤・山口 101.5kg

白・加藤 90.7kg

実に10.8kgの体重差であった。完成度の高い組手を見せた山口だったが、意地を見せた加藤に軍配が上がった。

 

3回戦 重量級次世代エースの一人、岡田 侑己を完封

重量級とは思えないスピードと大技を持ち、重量級若手注目株筆頭の岡田侑己と対戦。苦戦も予想されたが、岡田に大技を出す隙を与えず、終始左右の下段回し蹴りで圧倒。本戦、判定4−0で見事完封。

 

2回戦 注目の高校生 鈴木 皓大を圧倒

高校生離れした体格を持つ、鈴木を寄せ付けず、的確な下段回し蹴りをヒットさせ貫禄勝ち。

 

 

ベスト16 福地勇人(白蓮会館)

 

 

4回戦 続・前田兄弟戦「四強」前田 勝汰

4回戦で前田勝汰(和歌山支部)と激突。5月の第1回JFKO国際大会で前田優輝を決勝戦で下した福地。昨年の全日本大会では、弟・福地将人と前田優輝が対戦し、前田が勝利している。「新極真会 四強」に数えられ、兄・優輝の敵討ちに燃える弟・前田勝汰と天才・福地勇人と対戦となった。

前田の武器は何と言っても強烈な突きの連打。回転力のある突きで大柄な対戦相手を後退させてきた実績がある。福地が前田の回転力に後退させられるのか、それともペースを握り、自分の有利な距離で試合を運ぶことができるのか。「間合い」を制するのはどちらか_

先に仕掛けたのはやはり前田だった。上段蹴りから一気に間合いを詰め、自分の距離に持ち込む。強烈な突きを打つも、うまくいなしてクリーンヒットはさせない福地。突きをかわしながらも下段回し蹴りや中段膝蹴りでペースを握ろうとする。しかし、前田の回転力が予想以上なのか蹴りがヒットする前に入り込まれてしまう。お互いにダメージはないように思える。しかし、終始前に出続けた前田の印象勝ちとなった。

 

3回戦 淑徳巣鴨の後輩、渡辺 優作を下す。

スピードとパワーを兼ね備えた勢いあふれる後輩、渡辺優作と対戦。前進してくる渡辺に苦戦しながらも、要所要所でダメージを与える。2回戦に続き体重判定までもつれ込み、3回戦をクリアした。

 

2回戦 ベテラン 村山 努と対戦。

第10回全世界大会準優勝の実績を持つベテラン、村山努と対戦。終始、福地のペースで進めるもなかなか旗が上がらない。体重判定までもつれ込み、初日を突破した。

 

 

ベスト16 宮原穣(KWF極真会館)

 

 

4回戦 千葉県勢対決。軽量級世界王者 岡﨑 陽孝と対戦

4回戦で岡﨑 陽孝(千葉南支部)と激突。第6回全世界ウエイト制大会優勝、第1回JFKO国際大会優勝の実績を持つ岡崎。

序盤から力を抜いた構えを見せる宮原。対する岡崎は積極果敢に距離を詰め回転力のある攻撃を見せる。宮原は攻撃をうまくかわしながらカウンターで強烈な下段回し蹴りを打ち込んでいく。岡崎の手数に負けないように宮原もしっかりと突きと左右の膝蹴りを打ち込んでいく。特に差がないまま終わったかのように見えたが、赤・岡崎に2本の旗が上がる。主審は岡崎を支持し、本戦3ー0で敗れた。

 

3回戦 2年連続ベスト8の強豪、湯川 智仁を圧倒。

2年連続で全日本大会ベスト8に進出している強豪、湯川智仁(群馬支部)と対戦。苦戦が予想されたが、湯川の蹴りをかわしカウンターで強烈な下段回し蹴りを打ち込んでいく。終始、ペースを握り湯川を場外に押し出す場面も見られ、本戦判定5−0で勝利。

 

2回戦 和歌山の重量級注目選手 栗山宙を下す。

全関西大会優勝などの実績を持ち、恵まれた体格とスピーディな攻撃が持ち味の栗山宙(和歌山支部)と対戦。栗山の勢いのある攻撃をうまくいなし、右の下段内回し蹴りで技ありを奪う。難敵相手に強烈なインパクトを残し、初日を突破した。

 

1回戦 大村 知暉 を下す

先週の疲労やダメージが心配されたが、上段膝蹴りで技ありを奪うなど終始圧倒。1回戦を突破。

 

ベスト32 石嶺 雄大(琉道會館)

 

3回戦 王者・島本雄二と激突

昨年王者・島本雄二(広島支部)と対決。石嶺はリーチの長さを生かした攻撃を繰り出すも、うまく距離を詰め的確な攻撃を繰り出す島本。終始、ペースを握られてしまし本戦判定5ー0で島本が勝利した。

 

2回戦 ベテラン 平賀 斉彦を下す

平賀の攻撃をかわしうまく回り込み、強烈な下段回し蹴りをヒットさせた石嶺が勝利。

 

 

その他の結果(2回戦進出者)

多田 大祐(白蓮会館)は入来建武と延長戦の末敗れる

優勝候補、入来建武(東京城南川崎支部)と本戦で互角以上の展開を広げ延長戦へ持ち込む。

 

長田 裕也(琉道會館)はまさかの敗退

シードから登場した長田だったが、新鋭・渡辺和志に敗れるまさかの結果に。

 

浅田 怜吾(志友会館)は三上和久と激しい打ち合いも敗れる

第6回全世界ウエイト制大会日本代表の三上に惜しくも敗れる。

 

平木 楓(白蓮会館)は島本一二三を相手に大健闘を見せる

高校生、さらに軽量級ながら無差別級の今大会に挑んだ平木。一回戦から四国王者の酒井瑞樹を圧倒する好スタート。2回戦で格上の島本と対戦し、敗れはしたものの互角の展開を見せる大健闘ぶりであった。

 

柏木 大(拳星會)は落合光星に挑むも敗れる

51歳ながら、全日本に挑戦した柏木。一回戦、55歳・井上達二との対戦を制し、落合と対戦し本戦5−0の判定で敗退。

 

大石 昌輝(星和会館)は前田勝汰に惜敗

2回戦で激突するのが勿体無いようなカードが実現。頂点を見据え気合い十分の大石だったが、「四強」前田を崩すには至らず。惜しくも判定で敗れた。

 

藤井 将貴(極真拳武會)は藤原 将二郎と大熱戦

得意の下段回し蹴りを随所でヒットさせる場面が目立つも、再延長で藤原に3−0で惜しくも敗れる。

 

重松 翔(極真会館宮崎山下道場)は長谷川 達矢に惜敗

的確に打撃をヒットさせダメージを与えていった重松だったが、3−0の判定で惜しくも敗れる。

 

小野寺 天汰(聖武会館)は飯野駿に敗れる波乱

飯野の攻撃をうまくいなし、得意の上段蹴りをヒットさせていった小野寺だったが、延長で飯野に敗れまさかの初日敗退となった。

 

北島 悠悠(白蓮会館)は清水 翔希に惜敗

時折、膝蹴りや下段回し蹴りをヒットさせたが、本戦判定4ー0で敗れた。

 

芦髙 侑平(社団法人極真会館関西総本部)は鳥原隆司に敗れる

一進一退の攻防が続いたが、5ー0の判定で敗れた。

 

後藤 優太(空手道MAC本部)は島本雄二に延長戦で惜しくも敗れる

素晴らしい動きを見せ、王者島本を苦戦させ、延長戦まで持ち込むも、惜しくも敗れた。

 

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